最近、「bitFlyerと積水ハウスがブロックチェーン技術を利用した不動産情報管理システムの構築を開始する」といったニュースが話題になっています。
「ブロックチェーンを不動産に適用するとイケるんじゃないか」ということは以前から言われているようで、例えば以下のようなブログが見つかりました。
冒頭の記事は、ブロックチェーン技術を用いれば、取引の透明性を高め、詐欺のリスクを減らし、売買に伴う煩雑なプロセスが簡素化され、取引のスピードがアップするというような内容が書かれています。
ちなみに、所有権の移転もブロックチェーン上に刻み込まれるようになるので、法務局も不要になるのかもしれません。
ついでに、こんなツイートも見つけました。「音楽ストリーミング」は確かに相性良さそうですね。
不動産分野では、現在 #Bitland と提携している #Ubitquity が、唯一ブロックチェーを利用した取引を提供している。
— 暗号通貨革命 (@cryptocurrency3) 2017年4月17日
ブロックチェーンが2020年までに「破壊」する可能性がある5つの分野 | Forbes JAPAN https://t.co/MLx7UCEzC7
ところが、この話を上司としたところ、
「ノードを保有してるのって、企業なの?自治体なの?良からぬノードが過半数を超えてると改竄できちゃうはずだから、その辺がどう対応してるのか知りたい」
というコメントが返ってきました。しかし、私もブロックチェーン技術を「なんか分散してるもの」くらいしか理解していないため、答えられませんでした。
ブロックチェーン技術は、自社オリジナルのシステムに依存することなく、情報管理フォーマットが共通化し易いことが特性の一つであり、賃貸管理を行う不動産関連企業や自主管理の事業主が、当該プラットフォームへの相乗りが容易となる技術です。このたび構築を開始する業界初のブロックチェーン技術を 活用した不動産情報管理システムが、将来的には日本の不動産業界のネットワークを繋げる標準プラットフォームとなり、確立した不動産業界コンソーシアムとなるよう、住宅業界のリーディングカンパニーとして推進して参ります。
少なくとも、「他の会社が相乗りしやすい」ということまでしか書かれていません。
積水ハウスのIR情報も確認し、「ブロックチェーン技術を活用した不動産情報管理システムの構築を開始」という項目はあったのですが、その辺の定義がどうなっているのか分かりません。
ところで、こんなセミナーが無料で開催されるので気になる(特に上記の件を講師の方に質問してみたい)のですが、他に用事があって行けそうにありません。
もし興味ある知り合いがいたら、参加してどんな内容だったかを教えてほしいです。