社会科学
ここ数日で「トランプ大統領が不正選挙を強硬に主張して、支持者がアメリカ議会に乱入した」というニュースが話題になっています。その結果、「TwitterやFacebookでアカウントを完全削除された」そうです。 抗議デモのトランプ支持者らが米議会に侵入 女性が…
普段、ソフトウェアエンジニアとして仕事をしていて「複数人で目的を共有する難しさ」「自分の行動を言語化(説明)する難しさ」を感じています。 私はソフトウェアエンジニアの仕事を「いかに楽に欲しい機能を実現するか(もしくは今までに無かった機能を実…
最近読んだ『ソーシャルメディアと公共性』という本が面白かったのですが、インターネット上で誰もブログ等を書いておらず、悲しかったのでおすすめする記事です。 大震災・原発事故やテロリズムなど様々な社会的リスクへの対応が求められる今日,一方でSNS…
最近、面白い本をいくつか見つけて読んでいました。 特にモースの『贈与論』に関係あるところで。とはいえ、まだまとまった文章は書けるほど消化できていないので、簡単に紹介していくだけにします。 本書『贈与論』Essais sur le donは、フランスの文化人類…
『文化進化論 - ダーウィン進化論は文化を説明できるか』という本がすごく刺激的でした。 人間に関する研究と同様、生物に関する研究も多数の関連分野があります。 ところ生物の研究では異文化間の交流ができて研究が積み重なっているのに対し、 人に関する…
妹が言語に興味があるとかで、授業で使って面白かったという方言学入門という本を貸してくれました。 方言学入門作者: 木部暢子,竹田晃子,田中ゆかり,日高水穂,三井はるみ出版社/メーカー: 三省堂発売日: 2013/08/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (4…
面白そうなのでガッツリ読もうと思います。 会社の公式ブログで進化心理学について語ったった → 『ソーシャル系Webサービスのデータマイニングで社会科学をしてみたい』 ⇒ http://t.co/doGArBFbRG— takano (@mtknnktm) 2015, 8月 13 なんとなく関係ありそう…
社会シミュレーション勉強会(SSC輪読会)の第5回目を開催しました。 【勉強会】SSC輪読会 Vol.1を開催しました! - 歩いたら休め 【勉強会】SSC輪読会 Vol.2を開催しました! - 歩いたら休め 今回は@KaitoSSS_ さんが第11章『Combining Mathematical and Si…
しばらく間が空いてしまいましたが、社会シミュレーション勉強会(SSC輪読会)の第2回目を開催しました。@KaitoSSS_ さん、準備ありがとうございます。 【勉強会】SSC輪読会 Vol.1を開催しました! - 歩いたら休め 今回は自分の好きな章を予習してそれぞれが…
めちゃめちゃ勧められてたので『歴史から理論を創造する方法: 社会科学と歴史学を統合する』という本を読んでいます。自分もちゃんと読めてないのですが、色々な方に役に立つ考え方が詰まっている本だと思うので、僭越ながらシェアします。 『歴史から理論を…
お疲れ様です! 社会シミュレーション勉強会(SSC輪読会)の名ばかり主催者の黒めだか( @takeshi0406 )です。人数の把握やレジュメ作成など、今回ほとんどの仕事をさせてしまった、名実ともの主催者である開途( @KaitoSSS_ )さんに感謝します。 先ほど、社会…
この本読んでいます。 環境問題における少数者の影響過程―シミュレーション・ゲーミングによる実験的検証 (関西学院大学社会学部研究叢書) 作者: 野波寛 出版社/メーカー: 晃洋書房 発売日: 2001/05 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを…
伊庭さん(1988) 伝染病の確率セルオートマトンモデルと時空間パターンの解析 http://t.co/xkMaOcoOr3 に驚く…生態学でこういう研究がハヤるのは,これ以降のことなんだが…あつかわれる問題がもっと矮小化していくかんじで,伊庭さんのほうがよほど「生態学っ…
2015年2月21日から、開途( @KaitoSSS_ )さんと一緒に主催で社会シミュレーションの読書会(勉強会)を始めます。 @takeshi0406 2015/2/21でいいでしょうか。2/14でもありっちゃありですが、万が一人が集まっては悲しみがあります笑 場所はここなんかどうでし…
Web系の企業でバイトをしていて、コンピュータやプログラミングといったシステム関係の話より、属人化や人間関係(丸投げ)が負担になっている人が多いように感じています。彼らの苦しみを可視化できないものかと考えています。 社会学っぽく言うと、テンニ…
物理学 Advent Calendarの16日目です。 物理学(特に理論物理)を学んでいる人が、社会シミュレーションモデルやエージェント・ベース・モデルを使って社会科学に参入するとき、戸惑うことや気をつけるべきことについて簡単にまとめておきます。 最初はPytho…
クロード・レヴィ=ストロースという人類学者が『親族の基本構造』という本で、部族の婚姻関係を数学の群論を使って解析したという話を @KaitoSSS_ さんに聞きました。 親族の基本構造 作者: クロード・レヴィ=ストロース,福井和美 出版社/メーカー: 青弓社 …
この本を読みたいです。 孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 作者: ロバート・D.パットナム,Robert D. Putnam,柴内康文 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2006/04 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 86回 この商品を含むブログ (79件) を見…
様々なSNSが勃興している現在、1000人を超える人と「友人」として繋がっている人もよく見かけます。しかし、SNSで10人の家族や親友と繋がっている人と、名刺交換代わりにアカウントを紹介し、1000人の取引相手と繋がっているビジネスマンの「友人関係」を同…
最近、人文系の定性的な現象を数理モデルを使って解析することに悩んでいます。一般的な物理学の範囲なら、(分野によるかもしれませんが、おそらく少なくとも古典力学の範疇では)定性的なモデルと定量的なモデルがほぼ一致しており、その点で悩む人はほぼ…
人種による棲み分けを説明した Schelling model というものがあります。これは、二次元格子上で、自分が少数派になりたくない(自分と違う人種が多数派だった場合、その人は他の場所に移住する)という性質で、人種による棲み分けを説明したモデルです。 ま…
この本です。 群れはなぜ同じ方向を目指すのか? 作者: レン・フィッシャー,松浦俊輔 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2012/07/25 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 15回 この商品を含むブログ (11件) を見る 群れはなぜ同じ方向を目指すのか? [著]レ…
非常に面白そうです。余裕が有るときに図書館に行って読んでみます。 まだ2章までしか呼んでないけど,「社会的世界の時間構成」,かなり面白い。これは読書会とかして,人と議論したい本だな。 http://t.co/rIWsFcjFb6 — Hiroshi Shimizu (@simizu706) Nov…
図書室でなんとなく社会心理学の本を読んでいたところ、いままでずっと気になっていた社会的インパクト理論 (Social Impact theory / SIT) についての記述があったのでメモしておきます。SITは時折社会シミュレーションの論文で述べられていたのですが、ちゃ…
この間の記事の続きです。 【勉強会】学生が主催する統計の勉強会ZANSAで発表してきました - 歩いたら休め 社会現象にはおそらく膨大な自由度があり、おそらくすべての変数の関係を記述するのは極めて難しいはずです。その中で数理モデルやシミュレーション…
社会の意見のダイナミクスを物理モデルとして考えてみる from takeshi0406 ※19ページ目で「ドイツの経済誌」と説明していましたが、正しくはIFOというドイツの公的研究機関だったようです。データの信頼性が高く、この機関のデータを使うと説明できやす…
論文を読みました。 [0711.1199] Continuous Opinions and Discrete Actions in Opinion Dynamics Problems 統計力学でおなじみIsing model等で、人間社会の相互作用を表現しようとする研究は多いですが、暗黙のうちに「エージェントの意見がすべて公開され…
AIP(米国物理学会)に面白い論文が投稿されていると聞いて読んでみています。 Opinion formation on social media: An empirical approach 「empirical approach」というタイトルですが、シミュレーションを用いた研究の利点欠点、文献などがとても参考にな…
Experimental evidence of massive-scale emotional contagion through social networks この論文の話です。 読書日記: 読了: Kramer, Guillory, Hancock (2014) Facebook上での感情感染 Facebook、ユーザー約70万人のニュースフィードを操作した実験結果論…