技術書っぽくないやつですが、昨日2冊読みました。
ウェブマーケティングという茶番
タイトルに惹かれて買いました。リスティング広告やSEOなどの広告代理店の話です。
胡散臭いと思われているこの業界を変えるため、同業者を敵に回す覚悟で、業界の実態を暴き、本当の魅力を伝えようと本書の執筆を決意!
弊社代表、後藤晴伸が執筆した本経営者新書 「ウェブマーケティングという茶番」幻冬舎より出版されました。 │後藤ブランド株式会社 真のWEBマーケティングをプロデュース | 後藤ブランド
- GDN(Google Display Network)等を利用する際は、きちんとターゲティングしなきゃ無駄に広告費かかるから代理店にも圧をかけなきゃダメ
- 制作やSEO、広告まで総合的に運用できる担当者はかなり貴重
- ダメな会社や担当者の見極め方
- 「ここは大きな会社と取引があるから大丈夫」 → 中小の優先度が低く後回しにされる
みたいな具体的で、どこかで聞いたような話も多く、 多少なりともウェブマーケティングに関わった人なら、学ぶところがあると思います。 代理店側の都合や事情を知るのに役に立つかもしれません。
(最後にちゃっかり自分の会社の宣伝も行っています!)
- 作者: 後藤晴伸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/09/02
- メディア: 新書
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やりなおし!地理の教科書
「え〜!○○県出身なの!?〇〇県は××が特産なんだよね!」みたいな話や、不動産関連のデータを各地域ごとに分析した、みたいな話に全くついていけないので読みました。
古代から現代まで、いろいろな時代に関わる話が載っていました。「古代にナントカっていう令が出されて漢字二文字の地名が多いんだよ!その際に沖→隠岐など二文字地名が増えたらしい」などなど。
個人的に印象に残った話題をメモしておきます。
- 本来は同名の市町村名はNGだが、法律の施工のタイミングや、合併を推し進めるための緩和策(既存の市町村がOK出せばOK)のために重複している地名がある
- エンジニア的には勘弁してほしいです。制約のないデータベースみたい…
- 今はドーナツ化現象は緩和し、通勤が楽な都心に回帰して来ている
- 全市町村の46%以上が限界集落、そのうち1/3程度が65歳以上しか住人のいない超限界集落
- 中核市や特例市の要件は備えているのに、住人の経済的な負担増を嫌って申請しない地域もある
なんというか、今の市区町村といった区分って、「きちんとデータにもとづいて整理されたもの」というより、「それぞれの地域やそこの住人が、自分の利やメンツに則って行動した結果が今の地域」と考えたほうがいいなあと思いました。その分歴史を勉強するのは楽しそうですが。
会社に残っているようなデータもこんな感じですよね。
- 作者: 浅井建爾
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2015/04/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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