歩いたら休め

なんでこんな模様をしているのですか?

【本】スティーブン・レヴィのGoogle本を読みました

ちょっと古い本ですが『グーグル ネット覇者の真実』を読みました。気になった箇所をメモしていきます。

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

また、以前読んだハッカーズ』と同じ著者で、この本ではリチャード・ストールマンを最後のハッカーとして紹介して「ハッカー倫理は生き残るのか」というような締め方だったので、同じ著者のその後(WEBの時代)を扱った本を読めるのは面白いです。

ハッカーズ

ハッカーズ

あと、個人的には徹底した秘密主義とハッカーらしい情報公開を使い分けるのも面白く、ラリー・ペイジの「モンテッソーリ教育」と「ニコラ・テスラの伝記」にも興味が湧いてきました。こちらのHMVにあるレビューを引用します。

naimon さん

読了日:2012/07/26

Google創業からわずか10年の分厚い歴史書。数学・統計学を重んじるデータ主義、壊れる事を前提としたマシン構成に、拡大する事を前提としたシステム構造。壮大な目的に、天才が天才を呼び、拡大が拡大を呼ぶ。徹底したユーザ主義で質の改善を行い、行き過ぎたユーザ主義で危惧を持たれはじめたGoogleモンテッソーリ教育で育ち、ニコラ・テスラの生涯に思いを馳せ、徹底した隠蔽と公開を使い分けるGoogle。壮大で迫力のあるノンフィクション。良本。

あと、最初期は「マネジメント層を撤廃する」方針だったけど導入していった話とか面白かったです。個人的な話なのですが、最近、ようやく現場を見れるリーダー的なジョインしてもらって、それまで「とりあえず目の前にあることがんばってやるぞ!」という雰囲気で突っ走るしか無かったので。また、個人目標にOKR置いていて、100%達成の場合はむしろ「元々の目標が低すぎるんじゃないか」と評価されるという話も印象的でした。

本の中で度々Googleの社風が「大学っぽい自主的な雰囲気」という風に紹介されており、ちょっとティール組織っぽい発想も感じました。

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法